2026.02.24
品質管理室責任者に聞く:品質の哲学

特集
品質管理室責任者 堀越さんに聞く「品質の哲学」
皆さんはHALZに本年度より加わった「品質管理室」という部署をご存じでしょうか?
「名前だけは見たけど…」「HALZにとっての品質って何?」
実際にどんなことをしているのか、品質とは何を示しているのか。
ご存じでない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は責任者である堀越さんに品質管理室のことを深掘りインタビューしました!
設立の背景から品質にかける熱い想いまで、たっぷりと語っていただきました。ぜひご覧ください!
堀越 敬太(ホリコシ ケイタ)

《経歴》
大学卒業後HALZに新卒で入社し現在12年目。
大規模案件のチームメンバーからキャリアをスタート。
給与計算、社会保険や大規模案件の業務フロー改善に取り組む。
また、社内の研修、社員旅行、会議等の運営に携わりチーム作りというテーマで経験を積む。
その後、人事業務常駐支援、労務相談、就業規則の作成と改訂、助成金申請、新規案件セットアップ、評価制度構築サポートに取り組みつつ、ユニットリーダーとしてチーム作りに注力している。
※ユニットリーダー:在宅勤務スタッフ、副業・フリーランス人材のマネジメントリーダー
Q. 品質管理室とはどのような部署なのでしょうか?
A. 業務の成果を「100点満点」の状態に仕上げる部署です。
業務の成果を「100点以上」の状態になるように社内支援を行う部署です。
まず「品質」とは、「カスタマーサクセス」、つまり「お客様の満足」だと考えています。
具体的には、以下の3つの要素で構成されています。
- 守り(100点満点の追求)
給与計算や社会保険手続きといった基本業務において、ミスなく完璧な「100点満点」を取ること。これが大前提です。 - 攻め(100点以上の創出)
業務改善や助成金、評価制度などの提案を通じてお客様にプラスの価値を届け、「100点以上」を目指すことです。 - リカバリー(信頼の回復)
万が一ミスが起きた際に、信頼を回復させる行動をとることです。
いわば「殿(しんがり)の殿」として、最後の砦を守る役割でもあります。
今後は給与・社保だけでなく、営業活動やプロジェクト案件などにもこの考え方を広げ、全社的な品質向上を目指していきたいと考えています。
以上の様にHALZとしてクライアントに提供する価値が100点以上になるように取り組んでいく部署であると考えています。

Q. そもそもナゼ本年度に品質管理室が設立されたんでしょうか?
A. 業務体制が変わる中で増加したミスをなくし、
品質をしっかり守るためです。
きっかけの一つは「社内パートナースタッフ制度」の導入ですね。自分だけでやるのではなく、人に任せる「分業」が進んだことで、ミスが起きやすい状況になっていました。また、当時は制度の面だけでなく、正社員でもミスが重なる時期があって、組織全体で課題があったと思います。
やはりこの仕事は「品質」が第一にあり、間違いは許されません。
そうした経緯があって、確実な仕事ができる体制を作るために、今年4月に品質管理室が設立されました。
Q. 品質管理室への所属が決まった時、どう思いましたか?
A. 最初は少し戸惑いましたが、良い経験になると前向きに捉えています。
正直、最初は「具体的に何をするんだろう?」と思いました。「品質」という言葉がカバーする範囲は広く、どこまで踏み込むべきか見えにくかったからです。
ただ、方針はありつつも自由度が高いミッションなので、自分で考えて動くことが良い経験につながると感じました。ただ現状、そのための時間が十分に取れていないという課題はあります。

Q. チームメンバーとの連携で特に大切にしていることはありますか?
A. 単に作業を依頼するのではなく、「担当者としての自立」を促す
関わり方を意識しています。
仕事を任せる際、どうしても私のやり方をお願いすることにはなりますが、それを一方的な「押し付け」にはしたくありません。「なぜこの手順が必要なのか」という理由や背景を伝え、本人が納得して動ける状態を作ることを大切にしています。 また、いつまでもサポート役にとどまるのではなく、いずれは一人のプロとして独り立ちしてほしい。そのために、普段の給与計算だけでなく、時には労務相談の下調べを任せてみるなど、あえて経験の幅を広げる機会を作っています。そうやって視座を高く持ってもらうことが、結果としてチーム全体の強さにつながると考えています。
Q. 堀越さんの思う「品質管理」とは何ですか?
A. 一言で言えば「正確性の担保」です。 つまり、間違えないことですね。
「守り」の品質ということであれば、一言で言えば「正確性の担保」です。つまり、間違えないことですね。
例えば100個の処理をして、たった1個でもミスがあれば品質は下がったといえます。この「正確性」を担保するために行う「確認」において、以下の3つの要素が不可欠だと考えています。
- スケジュール
確認するためのタイミングや時間を、あらかじめ確保すること。 - チェック項目
どこを確認すべきか、見るべきポイントを明確に理解していること。 - 確認体制
1人で確認するのか、2人体制(ダブルチェック)で行うのか、ミスを防ぐ仕組みを整えること。
担当者のスキルや性格、その時の忙しさといった「変動要素」も確かに影響はしますが、品質管理の仕組みとしてコントロールすべきなのは、この3点に集約されると考えています。

Q. 品質を上げるために何が必要だと考えますか?
A. 「やり通す意志」を持ち、常に問題意識を持って継続することです。
特にこの仕事は、日々の積み重ねが肝心です。給与計算や社会保険の手続きは、最初は完璧にできなくても、「100点にしよう」という意識を持って継続すれば、それまで見えていなかった課題が見えるようになり、必ず完璧な仕事に近づいていきます。
また、組織としては「誰かが軸になってやり抜くこと」が不可欠です。 実は過去10年を振り返ると、マニュアル作成などの改善プロジェクトは3〜4回程立ち上がっては、担当者の変更と共に立ち消えになっていました。誰かが責任を持ってやり通さないと、結局は元の状態に戻ってしまうのです。
だからこそ、今回は私がその軸となってやり通したいと思っています。一過性の取り組みで終わらせず、組織として継続的に改善し続ける環境を作っていきたいですね。
Q. 現状品質管理室として業務改善などの全社的働きかけや、
今後取り組もうと考えていることはありますか?
A. 今はまだ準備段階ですが、今後は「ユニット運営の仕組み化」に
注力したいと考えています。
正直なところ、現状ではまだ大きな進捗はありません。直近の実績としては、Webからの新規問い合わせ対応のフローを全社に展開し、進捗管理の運用を取りまとめた程度です。現在は業務引継ぎを進めており、自分の手を空けて、本格的に着手する予定です。
今後、特に力を入れたいのが「ユニット運営の仕組み化」です。 現在、社内で新しいシステム構築(橋本さん主導のプロジェクト)が進んでいますが、それが完成するまでの間も、現状の体制で品質を担保し、さらに向上させる必要があります。
その具体策の一つが、「社内パートナースタッフ制度の評価システムの構築」です。 業務を他者に依頼するということは、ある意味で自分の仕事の基準を相手に求めることです。基準に満たなければ厳しく指摘し、逆に期待を超えていれば心から感謝を伝える。 現在はここが不文律になりがちですが、何をすれば評価され給与が上がるのかを明確にし、お互いが納得して仕事ができる「明確な基準」を作りたいと考えています。

Q. 品質管理室として、今後の目標はありますか?
A.主役であるHALZやそのメンバー一人ひとりが
クライアントにより貢献していける環境づくりです。
これまでの話から品質管理室は、単に社内の業務改善を担っているわけではありません。
そもそもHALZが目指すのは、クライアントの目指すゴールに向けて並走し、共にゴールを目指すパートナーとなること。
そのためには経営理念にある、「企業の立場に立ったコンサルティング」に基づき、「「人」「組織」「経営」において価値訴求」することのできる環境づくりが必要不可欠。これを支える土台となる盤石な業務体制を作り、「品質の高い」伴走をサポートすること、私はこれこそが品質管理室の今後の目標だと考えます。
あくまでも主役はHALZやそのメンバーの皆さんであり、全員がクライアントに迷いなく貢献していけるようにしていきたいですね。
編集後記

初めまして!
立教大学文学部4年のS・Hと申します!
今回、HALZのインターンシップに参加し、初の社内報制作として「品質管理室」責任者の堀越さんにインタビューさせていただきました。
私は普段あまり口数が多い方ではなく、インタビューも未経験だったため、企画から取材、原稿作成、デザインまで、終始緊張の連続でした。これまで多くの記事を読み手として楽しんできましたが、実際に作り手になってみて初めて、その裏にある工夫や難しさを肌で感じることができました。
また、社労士業務における「品質」とは、単に給与・社保の正確性を守るだけでなく、会社が成長していくための土台そのものであると学びました。
