社内報 Internal News

2026.02.24

生成AIと、仕事の向き合い方

 「生成AIは便利そう。でも、実際の仕事の中で、どう使えばいいのかはよく分からない。」😲
 そんな感覚を持ったことがある人は、きっと少なくないはずです。🤔
 操作方法を学ぶだけではなく、仕事の流れの中で生成AIをどう位置づけ、どう向き合っていくのか。🧭
 その問いに向き合う場として企画されたのが、「生成AIとマネジメント合宿」でした!✨

 本記事では、合宿の講師を務めたCMO・山本直人さんと、生成AIプロジェクトを担当する村社貴美子さんへのインタビューを通して、生成AIを仕事に生かすための視点や、その現在地について掘り下げていきます。🧑‍🏫

 生成AIと、仕事の向き合い方。✍️
 合宿から見えてきたヒントを、一緒にたどっていけたらと思います!


◎生成AI活用に向けた合宿の出発点

Q1:今回の合宿は、どのような狙いで位置づけられていたのでしょうか。

・山本さん
 今回の合宿では、「生成AIをどう操作するか」よりも、「仕事の中でどう役立つのか」を体感してもらうことを大切にしました。生成AIは操作自体はすぐ覚えられますが、どんな場面で使うと効果が出るのかが見えてくることで、理解は一段深まります。そこで、できるだけ実務に近いワークを中心にし、「これなら仕事で使えそうだ」と感じられる構成を意識しました。
 初日は、「今回はどんな学びになるんだろう」という前向きな期待感があり、参加者は生成AIを実際に触る中で「自分の業務にも使えそうだ」とイメージを広げていきました。ワークを重ねるごとに表情も変わり、「思ったより便利だね」という気づきが増えていく様子が印象的でした。

・村社さん
 AIプロジェクトを進める立場として、今回の合宿は、生成AIの活用を「構想」から「実際の業務」へとつなげるための出発点だと捉えていました。
 日常業務の中では、生成AIに関心はあっても、どう使えばいいのか分からず、一歩踏み出せない場面も多くあります。そこで今回は、実際に触れながら「自分の業務の中でどう使えそうか」を考える時間を持ってもらえればと思っていました。
 当初は、合宿形式で役員も参加する研修ということもあり、少し緊張感のある雰囲気もありましたが、ワークが進むにつれて自然と場がほぐれていきました。研修を通して、これまでの印象とは異なる一面が共有されたり、「改めて話を聞いてみてよかった」と感じる声が出たりする場面もあり、合宿ならではの価値が生まれていたように感じています。

👂耳を傾ける合宿の現場


◎見えてきた生成AI活用の現在地

Q2:今回の合宿を通して、生成AI活用において見えてきた課題は?

・山本さん
 今回特に目立っていたのは、「生成AIにどう伝えれば思った通りの答えが返ってくるのか」を言葉にしにくい点でした。プロンプトは触れながら慣れていきますが、求めていることが曖昧だと指示もうまく描けません。基本操作は理解していても、実務で「狙った答え」を引き出した経験がまだ少なく、工夫の仕方に迷う様子が見られました。今後は、日常の業務で少しずつ使いながら目的をはっきりさせ、それに合った伝え方を身につけることが大切だと感じています。

・村社さん
 当時はまだ「生成AIを業務で使う」文化が十分に根づいておらず、ChatGPT をほとんど使ったことがない社員も多い状況でした。そのため、有料版アカウントや議事録ツールなど、まずは「使える環境」を整えている時期でした。ただ、環境があっても実際に使う一歩が踏み出せない場面もあり、生成AIを前提とした働き方を根づかせるには、文化を少しずつ育てていく必要があると感じました。

💬活発な議論①


◎マネジメント層に求められる生成AI活用の視点

Q3:生成AIを業務に根づかせていくために、今後特に意識したいポイントは?

・山本さん
 
生成AIが普及してきた今、マネジメント層にまず意識してほしいのは、「生成AIを使うことが自然に根づく環境づくり」です。HALZの業務では、調べ物や文章作成だけでなく、制度づくりや企画など、思考が求められる場面でも生成AIを活用できます。チーム運営やメンバー育成で悩んだときの相談相手として使うこともできるでしょう。
 だからこそ、マネジメントに携わる人ほど自ら積極的に使い、その良さをチームに広げていく役割が大切だと感じています。

・村社さん
 現場でまず意識してほしいのは、「自分の業務をどこまで効率化できるか」を主体的に考える姿勢です。生成AIはすでに使われていますが、従来の使い方にとどまっているケースも少なくありません。既存ツールを使うだけでなく、新しいAIツールを試したり、組み合わせたりと、自分の業務に合わせて工夫することで、精度や効率はさらに高まります。「用意されたものを使う」だけではなく、「自分で工夫して活用していく」意識を持つことが重要だと感じています。

💬活発な議論②


◎実感された生成AI活用の変化

Q4:今回の合宿を通して、「一歩前進した」と感じられた変化は?

・山本さん
 参加者の皆さんが「生成AIを実務でどう使えるか」を具体的にイメージできるようになったことです。ワークを通して、生成AIを使うことで業務がどう変わるのかを体験し、その結果をアウトプットとして発表してもらいました。
 研修の中で、「自分の業務でも使えそうだ」という感覚が自然に育っていったのは大きな収穫だったと思います。「分かる」と「できる」は別ですが、合宿後に実際に使い始めたという声もあり、現場での活用につながる確かな一歩になったと感じています。

・村社さん
 
みんなが「生成AIを業務で使うイメージ」をしっかり掴めたことです。多くの方にとって、調べ物や資料・文章作成を生成AIで本格的に行うのは初めてでしたが、1日目の課題に取り組む中で自然と使い始めていました。
 その中で、「文章作成が楽になる」「調べ物が早い」「資料づくりの負担が減る」といった実感が生まれ、「使うと仕事が進む」という感覚を持ってもらえたことが、何よりの成果だったと思います。

💭聞き入る雰囲気


◎生成AIと共に働く組織への次のステップ

Q5:生成AIと共に働く組織へ進むために、今後強化していきたい点を教えてください。

・山本さん
 
生成AIと共に働く組織へ進むためには、まず業務の流れの中に生成AIを自然に取り入れ、「当たり前に使える状態」をつくることが大切だと感じています。人事労務の実務は幅広いため、どの業務で生成AIが力を発揮できるのかを一つずつ見直し、無理なく使える形に整えていく必要があります。
 また、生成AIは日々更新されていくため、決めたやり方に固執せず、業務の進め方を振り返りながら柔軟に活用の幅を広げていく姿勢も欠かせません。
 次回の合宿では、生成AIを使った戦略づくりやサービスのアイデア出しなど、手を動かしながら試せる内容に加え、その場で簡単な自動化まで形にするワークも実務につながる学びになると感じています。

・村社さん
 
今後まず強化したいのは、自分に合った生成AIツールを探し、組み合わせて使えるようになることです。生成AIは一つのツールだけで完結するのではなく、用途に応じて複数を組み合わせることで、自分の右腕・左腕のように支えてくれる存在を増やせる点が大きな強みだと思います。
 今ある使い方にとどまらず、業務の効率化や精度向上につながるツールを自分で選び、仕事に合わせて組み立てていく力が、これからさらに重要になっていくと感じています。複数の生成AIを自然に使い分けられる状態をつくることが、次の大きなステップになるのではないでしょうか。

💡発表する皆さん


📌編集後記

 初めまして、今回の社内報を担当したインターン生のHです!
 この記事を書きながら、改めて感じたのは、生成AIは「正解を出してくれる存在」ではなく、「考えるための相棒」なのだということでした。 
 私自身、日常的に生成AIに触れる中で便利さを感じる一方で、「仕事の中でどう使えばいいのか」「どこまで任せていいのか」と立ち止まることも少なくありません。
 今回のインタビューでは、生成AIを業務に取り入れる際の試行錯誤や、言葉にすることの難しさ、そして現場で少しずつイメージを形にしていくプロセスについて、多くの示唆を得ることができました。
 生成AIは日々進化していきますが、それと同時に、私たち自身も仕事への向き合い方を問い直し続ける必要があるのだと思います。
 この文章が、生成AIと仕事の関係について考える、小さなきっかけになれば幸いです。

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