2026.08.03
実習で見えた、現場を知ることの⼤切さ
東京国際工科専門職大学からの実習受け入れが高く評価されたこと
を受け、今回は名古屋国際工科専門職大学の4年生3人が、名古屋支社
で約1カ月半の実習に取り組みました。
今回はその一人、算定基礎届業務を支えるツール開発に挑戦した伴
野さんにお話を伺いました。システムづくりの面白さはもちろん、実
務の奥深さや、現場を知ることの大切さが伝わるインタビューです。

伴野詩恩さんインタビュー
Q. 今回はどのようなツールを作ったのですか。
A. 算定基礎届の業務をサポートするツールを作りました。必要な情報が
入ったファイルを取り込み、システム内で計算し、最終的にCSVとして
出力する仕組みです。Excelでもできる作業ではありますが、業務の流
れを整理し、将来的なAI活用にもつなげやすいよう、より使いやすい形
に組み直しました。
Q. 実際に取り組んでみて、印象に残ったことは何ですか。
A. 一番印象的だったのは、実務の細かさです。最初は必要な項目を集
めて計算すればよいと思っていたのですが、実際には期間の考え方や個
別事情によって扱いが変わることも多く、単純なルールだけでは整理し
きれませんでした。業務には本当に多くのパターンがあり、想像以上に
奥が深いと感じました。
Q. 進める中で難しかった点はありましたか。
A. データの集め方には特に難しさを感じました。企業側に記入してい
ただくヒアリングシートは、そのままデータとして扱いやすい形とは限
らず、Excelが表計算ソフトというより文書のように使われている場面
もありました。入力を厳密にすれば効率は上がりますが、その分クライ
アントの負担も増えてしまうので、どこまで整えるかのバランスに悩み
ました。
Q. 今回の経験から得た学びを教えてください。
A. システムは単独で成り立つものではなく、現場の業務知識や、関わ
る人たちとのつながりの中で初めて活きるのだと感じました。どれだけ
技術があっても、現場で何が起きているのかを理解しなければ、本当に
役立つ仕組みにはなりません。まず現場を知ること。その大切さを実感
した実習でした。
Q. 最後に、社員の皆さんとの関わりで感じたことはありますか。
A. 皆さん本当に説明がわかりやすく、安心して取り組むことができま
した。専門知識のない相手にも丁寧に伝える姿勢が印象的で、支えてい
ただきながら前向きに実習を進めることができました。
今回の経験を通して、目の前の業務に丁寧に向き合うことが、次の改
善につながっていくのだと感じました。
橋本COOのコメント
伴野さんの素晴らしさは、仕事そのものへの理解の深さと、現場を細
部まで捉える解像度の高さにあります。だからこそ、表面的な効率化で
はなく、実務にしっかり寄り添った仕組みとして成果物が形になってい
ました。多くの人に向けた市販システムでは届きにくい“かゆいところ”
に手が届く提案ができたことを、非常に高く評価しています。

編集後記
伴野さんのお話から伝わってきたのは、DXとは新しいツールを導入するこ
とではなく、現場を理解し、関わる人の立場を想像しながら、少しずつよ
りよい形へ整えていく営みだということでした。目の前の業務に丁寧に向
き合うことが、次の改善につながっていく。そんな前向きな一歩を感じる
インタビューでした。
